2026年10月9日(金)、大阪府庁新別館で開催された「令和8年度 東海北陸近畿地区母子保健事業研修会」の拡大研修会に、三重県多胎育児サークルふたばの共同代表・古川が登壇しました。

大阪府と一般社団法人日本家族計画協会が主催する本研修会は、保健師・助産師など母子保健に携わる行政職員や地域の活動団体が集まり、当事者と行政の協働による支援について考えるものです。
午後は「私たちの活動が持つちから」をテーマに、4団体による活動報告と意見交換が行われました。

今回は三重県からの推薦を受け、県のご担当者とともに、ふたば・三重多胎ネット・パール・キッズ・クラブの取り組みを紹介しました。

多胎家庭の暮らしと、当事者同士のつながり

ふたばからは、自身の双子育児の経験を交えながら、多胎家庭が直面する困りごとや、交流会・オンラインでの情報交換、当事者の声を行政へ届けてきた活動について報告しました。

双子・三つ子などを育てる家庭では、複数の子どものお世話が重なり、十分な休息を取ることや外出することが難しい場合があります。相談窓口や支援制度があっても、利用するための時間や移動手段を確保できず、支援につながれないこともあります。

こうした状況の中で、同じ経験をした仲間とつながり、安心して気持ちを話せる場所があること、そして家庭の声を具体的な支援に生かしていくことの大切さをお伝えしました。

地域の活動と県全体の支援をつなぐ

続いて、来期より三重多胎ネットの新代表に就任する河村みゆきさんから、三重県と協働して実施するオンラインの多胎プレファミリー教室や、多胎家庭交流会「ツインズ・スクエア」、ピアサポーターの育成などについて発表がありました。

また、河村さんが共同代表を務める「パール・キッズ・クラブ」の活動も紹介されました。地域のサークルと県全体のネットワークが連携し、妊娠期から子育て期まで切れ目なく多胎家庭を支える取り組みをお伝えする機会となりました。

発表を通じて

会場からは、オンライン教室の内容や、支援の充実に向けた当事者の声の聴き方など、具体的なご質問やご感想をいただきました。

私たちからは、支援制度が実際に使いやすい形になっているかを確かめることや、アンケートだけでは拾いきれない声を直接聴く機会の大切さについてお話ししました。各地域で支援に携わる皆さまと意見を交わし、ほかの団体の実践からも、今後の活動につながる学びを得ることができました。

今回ご推薦くださり、当日もご同行くださった三重県のご担当者の皆さま、発表の機会をくださった主催者の皆さまに、心より感謝申し上げます。また、日頃から当事者の声を受け止め、ともに支援を考えてくださる皆さまにも、改めて御礼申し上げます。

ふたばはこれからも、多胎家庭が孤立せず、安心して子育てできる地域を目指し、仲間や関係機関の皆さまとともに活動を続けてまいります。