2026年6月19日、三重県内の多胎支援団体による合同企画として、「多胎保活オンライン座談会」をZoomにて開催しました。

本企画は、三重多胎ネット・三重県多胎育児サークルふたば・パール・キッズ・クラブが連携し、多胎家庭が保活や保育園生活について安心して情報交換できる場をつくることを目的に開催しました。

当日は、妊娠中の方から保育園に通う双子・三つ子の保護者まで5名が参加し、約2時間にわたり活発な情報交換が行われました。

経験者からは実際に保活や保育園生活で感じたこと、現在保活中・これから保活を始める参加者からは不安や疑問が共有され、お互いの経験を持ち寄りながら交流する時間となりました。

保活は「早めの情報収集」が安心につながる

最初のテーマは、保活を始めた時期についてでした。

参加者からは、

  • 妊娠中から自治体へ相談した
  • 出産前から園見学を始めた
  • 前年の入園状況や最低点数を調べた
  • 保育課へ直接相談して情報収集した

など、それぞれの経験が紹介されました。

また、「双子を同じ園へ入れたい場合は4月入園を意識した」という体験談も複数ありました。

地域によって状況は異なりますが、途中入園では定員の関係で同じ園に入れない可能性もあるため、希望する場合は早めの準備が大切という意見が共有されました。

保育園選びで大切にしたこと

保育園を選ぶ際に重視したポイントについても話し合いました。

参加者からは、

  • 自宅からの距離
  • 職場への通いやすさ
  • 双子を同じ園へ預けられるか
  • 園の雰囲気
  • 保育方針
  • 延長保育や送迎時間

など、それぞれ家庭によって優先順位が異なることが分かりました。

「第一希望だけでなく、現実的に入園できそうな園も候補に入れておくことが大切」という経験談も共有されました。

保育園生活が始まって感じたこと

実際に保育園へ通い始めてから感じたメリット・デメリットについても意見交換を行いました。

良かった点としては、

  • 親以外の大人に見守ってもらえる安心感
  • 子ども同士で刺激を受けながら成長できること
  • 家庭では経験できない遊びや活動ができること
  • 保護者自身のリフレッシュや仕事との両立につながること

などが挙げられました。

一方で、

  • 入園後しばらくは感染症をもらいやすい
  • 子どもだけでなく保護者も体調を崩しやすい
  • 送迎や持ち物準備など毎日の負担が増える

といった現実的な大変さについても率直な意見が出されました。

帰宅後は時間との勝負

参加者全員が共感していたのが、保育園から帰宅して寝かしつけまでの時間帯でした。

特に、

  • お腹が空いて機嫌が悪くなる
  • ご飯の準備
  • お風呂
  • 洗濯
  • 翌日の準備
  • 寝かしつけ

が短時間に集中するため、夕方から夜にかけてが一番忙しいという声が多くありました。

そこで、

  • 帰宅後すぐ食べられる軽食を準備しておく
  • 作り置きを活用する
  • おにぎりやお好み焼きなど簡単に出せるメニューを用意する
  • 家事は完璧を目指さない
  • 翌日の準備を前日に済ませる

など、それぞれの家庭で実践している工夫も紹介されました。

保育料だけでは見えないメリットも

保育料についても話題となりました。

参加者からは、「保育料だけを見ると負担が大きく感じる」という声がある一方で、

  • 保護者の心に余裕ができる
  • 子どもが集団生活を経験できる
  • 親以外の大人との関わりが増える
  • 保護者が安心して仕事を続けられる

など、保育園だからこそ得られるメリットについても多くの意見がありました。

金額だけで判断するのではなく、家庭全体の生活や心身の負担も含めて考えることが大切という話になりました。

家族との役割分担について

保育園生活が始まると、家事・育児の負担が偏りやすいことから、家族との役割分担についても話し合いました。

参加者からは、

  • 翌日の準備を担当してもらう
  • 洗い物やゴミ出しなど具体的な家事を分担する
  • 祖父母など周囲のサポートを活用する

など、「全部を一人で抱え込まない工夫」が紹介されました。

印象的だったこと

今回の座談会で最も印象的だったのは、

「正解は一つではない」ということでした。

家庭環境も、働き方も、利用できる支援制度も、それぞれ違います。

だからこそ、

「SNSや育児書の正解を目指すのではなく、自分たち親子が少しでも楽に生活できる方法を見つけることが大切」

という言葉に、多くの参加者が共感していました。

今後に向けて

今回の座談会では、自治体によって保活制度や入園状況が異なること、多胎家庭ならではの困りごとがあることも改めて共有されました。

今後も三重県内の多胎支援団体では、交流会やオンラインイベントなどを通して、多胎家庭同士が安心して情報交換できる場づくりを続けていきます。

また、参加者から寄せられた声や課題については、今後の活動や情報発信にも活かしていきたいと考えています。

ご参加ありがとうございました

ご参加いただいた皆さま、貴重な体験談やアイデアを共有していただき、本当にありがとうございました。

今回の交流が、これから保活を迎えるご家庭や、多胎育児に取り組む皆さんにとって少しでも参考になれば幸いです。

今後も三重県内の多胎支援団体が連携し、多胎家庭が安心してつながれる機会を大切にしていきます。